Agustí Villarongaさんの(なんとなくA.K.I.PRODUCTIONSさんにならって、さんづけしてみる)、
『El niño de la luna』を観た。
前半は凄く良かった。特に花火のシーンは幽玄で美しい。これを見れただけでも満足した。
ただ、中盤、色々あって主人公たちがアフリカ(漠然と)に逃げるのだが、
到着した途端に主人公と連れの女が向かい合って、
「アフリカ(フフ、、、)」
「アフリカ(フフ、、、)」
と呟きあうシーンがあり、そこで、素朴に「あちゃー」と思った。
この映画は1989年制作なのだが、ピーター・ガブリエルさん以降のアフリカ像みたいなのが素直に取り入れられており、そこは流石に色あせて見える。
スピリチュアルなものを全面的にアフリカ(漠然と)におっかぶせていて、
アチェベさんが観たら怒り狂うこと間違いない。
とはいえ、やはり全体的には凄く良いショットが多く面白かった。
日本でも観れることが出来ると嬉しい。