また一日が終わろうとしている。今日も何も成し遂げられなかった。
この空虚感は一体何なのだろう。
自分の存在意義を見出せないまま、ただ時間だけが過ぎていく。
朝、目覚めた瞬間から自己嫌悪に苛まれる。
なぜ自分はこうも無力なのか。
周りの人々は着実に前進しているというのに、私はただその場に立ち尽くすばかりだ。
仕事では、またしても重要な案件で失態を演じてしまった。
上司の失望した顔が目に焼き付いて離れない。
こんな自分に何ができるというのだろう。
同僚たちの成功を祝福する声が、まるで自分への非難のように響く。
帰宅後、無意識のうちにノートに「きゅぽきゅぽ」と書いていた。はっと我に返る。
きゅぽきゅぽって、自分は何を書いてるんだろう。
こんな無意味な言葉を綴っている時間があるなら、もっと有意義なことをすべきではないか。
この思考の混濁すら、自分の無能さの表れなのだろうか。
鏡に映る自分の姿に、嫌悪感すら覚える。年齢を重ねるごとに、可能性は狭まるばかり。
若かりし頃の夢や希望は、今やかすかな残像でしかない。
人間関係も、自分の内向的な性格のせいで深まる気配がない。
誘いを断り続けた結果、今では連絡すら来なくなった。この孤独は自業自得なのだろうか。
就寝前、今日一日の空虚さを噛みしめる。
明日への希望を見出せないまま、また同じ一日が始まるのだ。
この虚無の螺旋から、果たして抜け出せる日は来るのだろうか。
自分の人生を取り戻したい。でも、その方法がわからない。
ただ、この苦しみの中で、明日も生きていくしかないのだ。
そして恐らく、また無意味な「きゅぽきゅぽ」を繰り返すのだろう。
それが今の自分の全てなのかもしれない。